研究課題/領域番号 |
15K05882
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 北九州工業高等専門学校 |
研究代表者 |
井上 昌信 北九州工業高等専門学校, 生産デザイン工学科, 教授 (70253549)
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研究分担者 |
平木 講儒 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (40249933)
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研究協力者 |
横道 勲
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 機械振動 / ダンピング / 1自由度振動系 / 粒状体ダンパ / ダンパ / 制振 |
研究成果の概要 |
1自由度垂直振動系に対し,粒状体ダンパの制振効果について検討した.従来,この種のダンパは装置内部の空洞を利用して粒状体を封入していたが,空洞部を有しない制振対象物も多いため,今回は別途製作したカプセルに粒状体を封入し,それを装置外部に貼付する方法を試みた.その結果,内部封入時の先行研究と同じ振動数域では,直径2mmの鉄球を用い,カプセル内に適度な空隙部を確保すれば,内部封入した場合と同様の効果が表れ,また封入した粒子群の反発係数を零の単体とみなす近似解析法による制振予測法の妥当性も確認できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機械装置類は本来,振動も考慮し設計されているが,運転状況や使用環境変化,機器本体の経年劣化等により,予想外の振動が発生することがある.その対応のための制振機器も様々存在するが,中でも本研究対象の粒状体ダンパは,構造が簡単なパッシブダンパの一種であり,メンテナンスフリーの特徴を有する上,振動数域の変化にも対応できる優位性がある.この特徴をさらに容易に生かすため,従来の装置内部の空洞部に封入するのではなく,本研究では粒状体をカプセル化し装置外部に装着する方法,すなわち現場レベルでも容易に使用できるものを提案することを目的とし,その制振効果の妥当性を検証した.
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