研究成果の概要 |
高層ビル胸壁受雷亀裂を模した接合コンクリート(JC)の接地経由雷研究により、次の結論を得た。①正負極放電規格化電荷量は気圧p≦5.0atmで各々39%, 52%に減衰する。②200kHz迄の放電インピーダンスZdはR-L直列回路で近似され、正極放電電流波頭長でR≦500Ω, L≦450μH、負極放電ではR≦450Ω, L≦280μHと推定される。波頭長以降のR, Lの各値は1/50 程度に減少する。③R//C並列回路は大気圧JCギャップの雷歪波形に対して、波形緩和、振幅抑制及び最大1/4の放電時間短縮等機能を有し、サージ調整技術の可能性を与える。
|