研究課題/領域番号 |
15K05960
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
長谷川 勝 中部大学, 工学部, 教授 (70340198)
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研究分担者 |
松本 純 中部大学, 工学部, 助教 (50736072)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 埋込磁石同期モータ / 位置センサレス / 位置決め / 動的確定性等価原理 / くし形フィルタ / 騒音低減 / サーボ / 低騒音化 / DyCE原理 / IPMSM / 位置センサレスサーボ / 適応制御 / 埋込磁石同期電動機 / 位置センサレス制御 / センサレスサーボ / DyCE |
研究成果の概要 |
本研究では,埋込磁石同期モータを対象とした適応型位置センサレスサーボ系の開発に取り組んだ。これを実現するには,位置推定の高速化と位置制御系の適応化を同時に解決する必要があるが,ここでは,それぞれくし形フィルタと動的確定性等価原理に基づく方法を提案して解決にあたった。 さらに,モータ停止を含む回転子位置推定時に発する騒音を低減する方法を検討した。本研究では位置指定用高周波重畳信号の注入波形を工夫することにより,騒音を低減させることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,位置センサレス制御された埋込磁石同期モータの適用範囲をさらに拡大するために適応型位置センサレスサーボ系の実現に取り組んだ。学術的には,適応制御理論の一つである動的確定性等価原理を適用したことが特徴であり,これにより位置決め制御器に学習機構を搭載することができた。換言すると,負荷慣性の変動にロバストな制御系が構成できるため,事前にこの値を知る必要がなくなる点に有用性が生じる。本手法の応用としては,簡易な位置決め装置への適用が想定され,その具体例は多岐にわたると言える。
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