研究課題/領域番号 |
15K06010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
齊藤 一幸 千葉大学, フロンティア医工学センター, 准教授 (80334168)
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研究分担者 |
伊藤 公一 千葉大学, フロンティア医工学センター, 名誉教授 (90108225)
高橋 応明 千葉大学, フロンティア医工学センター, 准教授 (70267342)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 外科処置デバイス / 凝固 / 止血 / 切開 / マイクロ波 / 高周波電流 / 血管シーリング / 電気メス装置 |
研究成果の概要 |
近年の外科手術では,エネルギーデバイスと呼ばれる電気メスや超音波凝固切開装置などが多用されている。これらは,組織の切開や凝固(止血)が可能であり,外科手術ではなくてはならないものである。しかしながら,例えば,高周波電流を利用した電気メスでは,施術部周辺の組織が炭化し煙が生じ問題となる。一方,マイクロ波を用いるエネルギーデバイスでは,こういった煙は発生せず,また,止血能も高い。ただし,マイクロ波デバイス単体では,組織の切開は行うことができない。そこで本研究では,止血用としてマイクロ波エネルギー,組織切開用として高周波電流を組み合わせた新しい外科処置デバイスを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在,外科手術に用いられるエネルギーデバイスは,電気メスや超音波組織凝固切開装置が多く,それらの機器に関する学術的な特性解析は行われていない(使用法の工夫や適用症例に関する臨床研究は多い)。一方,本研究では,新しいエネルギーデバイスを開発する過程で,マイクロ波および高周波電流を生体組織に作用させた場合のそれらの挙動を詳細に検討したため,これらの成果は学術的に価値のあるものであると考えている。
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