研究課題
基盤研究(C)
本研究では、円筒座標系FDTD法の計算効率改善のため、陰的な局所的一次元(LOD)法を導入した。また、周回方向の離散化のみに陰解法を用いるハイブリッド型半陰的円筒座標系FDTD法を開発した。以上の手法により、円筒型デバイスの計算時間が1/3~1/10に低減され、当初の目的が達成された。これらの手法を金属円盤形テラヘルツ表面波分割器の設計に応用し、GHz帯でデバイスを作成した。8~12.5GHzで放射パターンの測定をしたところ、計算結果と極めて良い一致を示し、設計の妥当性が確認できた。また、周波数分割の振る舞いが観察され、表面波分割の基礎的知見が得られた。
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