研究課題/領域番号 |
15K06055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 泉 東京工業大学, 工学院, 助教 (90583435)
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研究協力者 |
Egiazarian Karen
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 画像マッチング / 離散コサイン変換 / ハール変換 / 大型変換 / 大型画像変換 / 整数変換 / 直交変換 |
研究成果の概要 |
本研究では、計算コストおよびメモリ使用量を大幅に削減できる、画像マッチング機能を有する大型画像変換の設計をおこなった.疎行列分解に基づく大型近似離散コサイン変換の設計,および任意サイズハール変換の設計とそれらの評価を行った.大型近似離散コサイン変換では,計算アルゴリズムを単純化し,浮動小数点の乗算を整数の乗算とシフト演算のみでおこなうことにより,従来法と同程度の画像マッチング精度を維持しつつも,計算コストを大幅に削減した.任意サイズハール変換では,積分画像を効率よく利用できるように設計した基底生成関数を導出し,高精度の全探索法と等価でありながらも,計算コストを大幅に削減した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,ハードウェア構成を考慮した離散コサイン変換は,主に8x8のサイズに限定され,ハール変換は適用サイズが2の冪乗に限られていた.画像の解像度が飛躍的に増大する今日では,より大きなサイズに適応した,計算コストおよびメモリ使用量を抑制した変換が必要となる.今回開発した近似コサイン変換,および任意サイズハール変換は,高い画像マッチング機能を有しながらも,計算量を大幅に削減可能であり,安価なデバイスにおいても使用可能である.
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