研究課題/領域番号 |
15K06058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
橘 拓至 福井大学, 学術研究院工学系部門, 准教授 (20415847)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 高速障害復旧 / 省電力化 / 仮想網 / トポロジ設計 / トラヒック制御 / 障害復旧 / 仮想ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究では,ユーザに仮想網を提供する将来ネットワークに対して,高速障害復旧と省電力化を実現する仮想網のトポロジ設計法とトラヒック制御技術を確立した.提案したトポロジ設計法では,グラフ理論の概念と最適化問題を用いて,高速障害普及可能なネットワーク形態を維持しつつ使用リンク数が少ないトポロジを設計した.このとき,ネットワークの輻輳状況も考慮してトポロジを決定している.またトラヒック制御技術では,各リンクのトラヒック負荷を考慮したデータ転送を行うために,経路選択確率を最適化問題によって導出した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,通信ネットワークで必要不可欠な高速障害復旧と,将来の省電力化を目指した低消費電力を同時に実現する新たな方式を提案している.本研究の成果は将来の通信ネットワークでの利用が期待でき,通信ネットワークの信頼性を向上しながらシステムのエコ化も実現できる.そのため本研究の社会的意義は高い. また,高速障害復旧と省電力化を実現するために最適化問題を利用しており,最適化問題の定式化および遺伝的アルゴリズムによる解の導出を行っている.またシミュレーションによる性能評価も行っており学術的意義が高い.
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