研究課題/領域番号 |
15K06074
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
太田 正哉 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (70288786)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | OFDM / 帯域外漏洩電力 / プレコーディング / 帯域外漏洩電力抑圧 / N-continuous OFDM |
研究成果の概要 |
本研究はOFDM信号の隣接帯域への漏洩電力抑圧法として優れているN-continuous OFDM,その改良法であるNCSP-OFDM,N-continuous OFDMとOrthogonal Precoding(OP)のハイブリッド法について,回路実装を考慮した計算量削減法を提案し,計算機実験およびソフトウェア無線機での実機実験によりその有効性を確認した. また峡間帯域の漏洩電力抑圧に優れたSpectrum Sculpting PrecoderとOPのハイブリッド法において,計算量削減が難しかったプレコード行列を変形し,その計算量を大幅に削減できる行列分解法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,無線通信システムの広帯域化に伴い周波数資源の枯渇が懸念されおり,その対策として考えられているコグニティブ無線において,OFDM信号の高い帯域外漏洩電力が実用化上の課題となっている.従来から提案されていたものの,実装上の問題があった帯域外漏洩電力技術を,本研究の成果は改善するもので,従来法の膨大な計算量を大幅に削減できる.これにより周波数資源が有効に活用できる高速大容量な無線通信システムの実装が容易となる.
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