研究課題/領域番号 |
15K06090
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
出口 博之 同志社大学, 理工学部, 教授 (80329953)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 開口面アンテナ / リフレクトアレー / クローキング / 放射パターン / 最適化 / 電磁界解析 / アンテナ / 開口面分布 |
研究成果の概要 |
電波特異伝搬素子として、反射鏡アンテナとアレーアンテナの特徴を併せ持つ反射波を制御するリフレクトアレー素子について検討を加え、特性向上に寄与する設計技術を開発した。さらに、これを応用してカーペットクローキングやイリュージョンクローキングを設計し、不要波の抑圧を行った。そして、広帯域化のための最適化について検討を加え、良好な特性が得られている。一方、透過波を制御するトランミットアレーについては、低損失で広帯域な素子の検討を行い、複数共振素子を応用して特性改善を図った。小型な放射系への応用に関しては。多モードの励振によって高能率化やビームチルト等の放射特性の制御が行えることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、次世代の開口面アンテナの提案を目指して、リフレクトアレーやトランスミットアレーを研究し、偏波共用やマルチビーム化に必要となる技術を開発している。さらに、電波特異伝搬素子の機能を利用して電磁カーペットクローキングへの応用を行い、さらに、散乱派を意図的に発生させるイリュージョン・クローキングの技術も明らかにしている。これらの設計では、効率的な電磁界解析を非線型最適化に組み込み、新たな素子形状を求め、性能向上を達成している。ここで開発した技術は、電波応用システムのキーデバイスの開発に大きく貢献するものと期待できる。
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