研究課題/領域番号 |
15K06240
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水工学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
鈴木 善晴 法政大学, デザイン工学部, 教授 (80344901)
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研究協力者 |
八木 柊一朗
横山 一博
小山 隼平
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 集中豪雨 / 気象制御 / シーディング / メソ気象モデル / ドライアイス / 線状降水帯 / 化学輸送モデル / 地球温暖化 |
研究成果の概要 |
本研究は,メソ気象モデルを用いた数値実験を実施するとともに,簡易ドライアイス製造機を用いた屋外散布実験を実施し,防災・減災対策としての人為的豪雨抑制の早期実用化を目指すものである.複数のシーディング手法について検討を行った結果,実施規模が比較的小さくても十分な抑制効果が得られ,かつ降水促進リスクが低い実施条件を明らかにすることができた.同時に,シーディングが上昇気流の発達を抑制し得ることなど降水抑制メカニズムに関する新たな知見を得た.また,ドライアイスパウダーの効率的な封入方法や散布方法に関する試行実験を行うことで,今後のドライアイス散布システムの改良・実用化に向けた知見を得ることができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
温暖化に起因する局地的豪雨の頻発化や台風の強大化によって,今後,気象災害が地球規模で増加すると懸念されている.我が国においても,集中豪雨による土砂災害や都市域への浸水被害など数多くの被害が発生しており,極端な降水現象に対する防災策,減災策の必要性が強く叫ばれている.そこで本研究では,クラウド・シーディングによる降水抑制の有効性と信頼性(降水促進リスク)を定量的に評価するため,複数の散布手法を想定したシーディングに関する実験的な数値シミュレーションを行った.さらに,簡易ドライアイス製造機を用いた屋外散布実験を実施し,防災・減災対策としての人為的豪雨抑制の早期実用化に向けた検討を行った.
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