研究課題/領域番号 |
15K06267
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木計画学・交通工学
|
研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
大賀 涼 科学警察研究所, 交通科学部, 室長 (50392262)
|
研究分担者 |
田久保 宣晃 科学警察研究所, 交通科学部, 部長 (50356226)
櫻井 俊彰 東京都市大学, 工学部, 准教授 (80610047)
|
連携研究者 |
寺島 孝明 科学警察研究所, 交通科学部, 研究員 (50356226)
|
研究協力者 |
加藤 憲史郎
宮田 湧希
岩邉 悠
杉町 敏之
槇 徹雄
石井 晶規
木田 勇次
秋田 仁也
案部 雄一郎
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2015年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 交通事故 / ポストクラッシュセーフティ / 交通事故被害軽減 / インパクトバイオメカニズム / 交通工学 / 先進安全自動車 / ポストクラッシュセーフティシステム / ドライブレコーダ / 追突事故 |
研究成果の概要 |
本研究ではドイツで実用化されたポストクラッシュセーフティシステムを、日本に導入した場合の効果を検証した。普通乗用車による多重追突事故に限っても、その効果は年間約670件の被害軽減が期待される。 また広範な事故形態でポストクラッシュセーフティシステムを活用するため、必要な事故検知のためのセンサーの閾値を実験により検証したところ、デルタV≧9.23km/hとの結果を得た。これは既存のエアバッグ用のセンサーで代用可能である。 さらに、追突事故時の運転者下肢の挙動を解析したところ、衝突後70-160msecにおいて右足の後退が認められた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
普通乗用車による多重追突事故は国内で年間約5200件が発生している。ポストクラッシュセーフティシステムの効果を見積もったところ、年間約670件の多重追突事故を単独の追突事故へと被害軽減できると推定された。普通乗用車に加え貨物車などの事故を考慮すれば、より多くの多重追突事故の被害が軽減できると予想される。 昨今、車両相互事故の後に制御を失った車両が歩道に乗り上げて歩行者を轢く事故が発生しており、被害の甚大さ、また歩行者の過失が無いことから多くの耳目を集めている。このような事故にもポストクラッシュセーフティシステムは有効である。
|