研究課題/領域番号 |
15K06332
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
堤 仁美 昭和女子大学, 生活科学部, 講師 (00409690)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 医療福祉施設 / 温熱環境 / 快適性 |
研究成果の概要 |
本研究では、天井放射冷暖房システムを設備した透析室を対象とした実測調査などを通して、透析患者、医療スタッフの快適範囲を明確化することを目的とした。文献調査、中央監視温湿度データの解析、長期温熱環境測定、透析室における実測調査、CFD(熱流体シミュレーション)による透析室の温熱環境再現と快適性評価についての研究を実施した。これらから、天井放射冷暖房を設備した人工透析室での温熱環境の状況及び患者とスタッフの快適性が明らかになった。実測結果とCFDにより温熱環境や快適性のシミュレーションが可能になったことにより、今後の病院設計等の基礎的データ・ツールとなることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行の温熱環境基準は、健康な被験者を対象とした研究成果に基づいて定められてきたものである。免疫力が低下したり温熱感覚が鈍化している患者は、同じ温熱環境であっても、健康者と比較して不快感をより強く感じたり、健康性に悪影響を生じる可能性がある。しかし、患者と健康者の快適性・健康性の差については、これまで研究例が極めて少ない。 本研究成果は、医療福祉施設などにおけるユニバーサルな温熱環境設計のための基礎データとなり得る。学術的意義に加え、医療福祉施設などの建築・設備の設計手法として応用可能と考えられる。
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