研究課題/領域番号 |
15K06353
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
西村 伸也 新潟大学, 自然科学系, 教授 (50180641)
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研究分担者 |
棒田 恵 新潟大学, 自然科学系, 助教 (80736314)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 小中一貫校 / 居場所形成 / 空間選択 / コンフディクト / 環境行動 |
研究成果の概要 |
本研究は、小中一貫校の児童・生徒が学習生活を共有する空間計画指針を得ることを目的として、三条市立嵐南小・中学校、廿日市市立大野西小・中学校、湯沢町立湯沢小・中学校、佐久穂町立佐久穂小・中学校、上越市立清里中学校で行った。各学年へのアンケート調査と行動観察調査を行った結果、1)MSの入口やその経路で児童・生徒の接触が起こる。2)低学年児童は廊下やWS等で集団形成する傾向が高く生徒接近の影響を受けにくい。3)生徒は移動経路を複数選び、他者との距離を調整している。等が分析された。小中一貫校では、児童・生徒がふれあう場としての経路計画(領域を超える共有空間や周辺の計画)が重要であると捉えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、新しい形態の小中一貫校で「中一ギャップ」の解消を目指すために、児童・生徒の居場所形成の特徴を観察調査から捉えて、場と行動との関係を明らかにするものである。児童・生徒たちが、小中一貫校で共に生活する中で、お互いに時間と距離を保ちながら自分の空間や居場所をつくっていること、多様な場所にそれらの居場所が点在し、それぞれの児童・生徒の行動で結ばれているという特有な行動様態に着目する。学校がすべての児童・生徒にとって適正な環境となるために、小中一貫校の建築計画指針を得て、個人と集団とが学校環境の中で折り合い、子供達相互のコンフリクトを回避する予防的な学校環境を計画することを目指すものである。
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