研究課題
基盤研究(C)
本研究では,郊外における多様な主体による空き空間再生に着目し,それが地域空間とコミュニティの複合化へとつながるポテンシャルについて検討を行った。国内外でのフィールドワーク及びアクションリサーチより,1)空き空間を再生することで,多様な世代が気軽に会話を交わすサードプレイスを生み出すことができる,2)サードプレイスでの会話の中から,新しい担い手を発掘・支援するインキュベーター的な役割を果たし次の場づくりへとつながっていく,3)こうして新たな担い手による場によって地域が複合化を果たすことで,地域の魅力が高まる。今後はこのような新たな魅力を中古住宅の流通促進につなげるエリアマネジメントが必要となる。