研究課題/領域番号 |
15K06374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 和歌山大学 (2017-2018) 大阪市立大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
佐久間 康富 和歌山大学, システム工学部, 准教授 (30367023)
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研究分担者 |
筒井 一伸 鳥取大学, 地域学部, 教授 (50379616)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 景観 / 文化的景観 / 景観構成要素 / 記述手法 / マネジメント / 担い手 / 他出子 / 土地利用 / 景観の記述手法 / 維持管理 |
研究成果の概要 |
本研究は、あり様が多様な「文化的景観」を理解し、次世代に送り届けるために、河内長野市流谷集落を対象にし、以下を明らかにした。 1)文化的景観の景観構成要素は、面、線、点、無形に分類することができ、景観への関わりには土地、生活、信仰に起因するものに整理できることがわかった。2)景観構成要素の関係に着目し、水系と維持管理の仕組みは重層的に関係していることを明らかにし、文化的景観のマネジメントには水系とその維持管理の仕組みが単位となることが示唆された。3)維持管理の担い手ついて、1世帯あたり、約2.3人の集落外担い手が関わっており、血縁・地縁者が73%、他所者が17%であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通じて、目に見える景色だけではなく、風景を下支えする生活の営みまでを含む「文化的景観」を取り上げ、事例研究を通じて、文化的景観を記述し理解する要素を整理することができた。また「交流人口」「関係人口」に関心が高まる中、集落景観の維持に対して、集落外の担い手の関わりが1世帯あたり約2.3人であることを明らかにし、定量的記述することができた。今後集落景観を維持していく上でどの程度の関わりが必要となるのか一つの基準となることが期待される。
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