研究課題/領域番号 |
15K06381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
高橋 儀平 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (60058162)
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研究協力者 |
菅原 麻衣子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 東アジア / バリアフリー / ユニバーサルデザイン / 障害者の参加 / バリアフリー法 / 日中韓 / ユーザー参加 / 法制度 / 都市・建築 / バリアフリー環境 / 公共施設 / ユーザー評価 / 都市環境 / 交通環境 |
研究成果の概要 |
本研究は、日中韓3か国のバリアフリー環境の整備の到達点について整理し、各国の障害者が自国のバリアフリー環境をどのように評価しているかについて考察することである。結論として、①中国では、2008年以降急速にバリアフリー整備が進展したが、都市部に限定され、障害者参加が遅れていること、②韓国では2015年改正のバリアフリー法で障害者参加が法的に認められたこと、③日本では法的な規定は限定的であるが、障害者の参加と評価が本格的に動き出しつつあることが明らかとなった。各国におけるバリアフリー環境の変遷や障害者による評価は異なるが、バリアフリー環境への評価は高まっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、3か国によるバリアフリー化の変遷が異なっているが、共通課題としては、大規模施設のバリアフリー整備から始まり、より身近な生活環境のバリアフリー化へと動きが強まっていることが把握できた。また、法制度やバリアフリー整備基準については、日中韓とも国際的なバリアフリー・ガイドラインの動きや国際的な大規模イベントの際に、法的整備が進展している。基準の根拠も、部分的に相互に影響し合っていることが分かる。インバウンドが急増している我が国の今後のバリアフリー化については、少なくとも、東アジア諸国との共通的整備を議論しながらバリアフリー整備を促進する必要があり、本研究の意義がある。
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