研究課題/領域番号 |
15K06399
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
千代 章一郎 広島大学, 工学研究科, 准教授 (30303853)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | ル・コルビュジエ / シャルロット・ペリアン / アイリーン・グレイ / 装備 / 家具 / 壁 / 自然 / 標準棚 / 日本 / 茶の本 / 民藝 / 窓 / 庭園 |
研究成果の概要 |
建築家ル・コルビュジエを中心に、アイリーン・グレイとシャルロット・ペリアンとの比較考察によって、フランス近代住宅における「装備」の概念とその実践手法を明らかにした。椅子・机・棚の家具的要素に還元された「装備」の主題は、最終的に「壁」の問題へと収斂している。すなわち、ル・コルビュジエは新しい「壁」を探求し、ペリアンは「壁」を解体へと導く。一方のグレイには「壁」「家具」の境界が存在しない。そのような差異が生じるのは、壁の外部にある「自然」の捉え方と関わっており、本研究では近代主義建築における「空間の透明性」の多元的な様相を明らかにした。
|