研究課題/領域番号 |
15K06400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 長岡造形大学 |
研究代表者 |
平山 育男 長岡造形大学, 造形学部, 教授 (50208857)
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研究分担者 |
藤川 昌樹 筑波大学, システム情報系, 教授 (90228974)
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研究期間 (年度) |
2015-10-21 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 近代和風 / 和釘 / 洋釘 / 和歌山県橋本市 / 近代和風建築 / 外材 / 併用 / 製材 / 木工技術 |
研究成果の概要 |
和歌山県橋本市中心市街地における町並み調査を通し、特に近代和風建築の形成とする観点から試みたが、以下の諸点を明らかとした。 明治10(1877)年代後半は、和釘から洋釘への転換の時期であり、この間に複数の建物において和釘と洋釘の併用を確認した。つまり和釘から洋釘への転換は一定の期間があり、屋根裏など目立たない箇所から転換が進んだ。また、この傾向は広く見ると、同時期の全国における建造物、種類を問わずに普く確認できるものであった。つまり、建築においてはこれ以後、洋釘-金具の使用が急速に進み、一方で、濃尾地震の影響もあり、これらの変化は建築構造などにも影響を与えたと推察することができる。
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