研究課題/領域番号 |
15K06402
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
中島 智章 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 准教授 (80348862)
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研究分担者 |
鈴木 敏彦 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 教授 (60316453)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヴェルサイユ / 古市公威 / 渡辺洪基 / ジョエ・コロンボ / レヒネル / アアルト / トーネット / 西洋史 / 美術史 / 建築史・意匠 / 都市計画 / インテリア |
研究成果の概要 |
主たる研究目的3点のうち、1点目については、ルイ15世治世下のフランス新古典主義建築とロココ様式のインテリア、プロダクトに注目したが、相異なる傾向のようにみえてじつはそうではないといえる共通の背景を浮き彫りにできつつある。中央と周縁の交流の中でどのように建築・インテリアが創造されていったのかを明らかにするという点については、古市公威研究、チェコ、オーストリア、ハンガリーの近代建築史研究などの観点からその諸相を明らかにした。3点目については、アルヴァ・アアルト研究、ジョエ・コロンボ研究、トーネット社研究などを通じて、建築におけるモダン・ムーヴメント全体の再読へつなげる視座を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インテリアを「文化資源」ととらえようとするなら、それらに対する史的考察は不可避だが主要な視点ではない。ゆえにインテリアに対する史的考察は本研究の独創点といえる。また、研究分担者として、プロダクト・デザイナーとして活躍し、近年は北欧近代建築史で成果を上げている鈴木敏彦を迎え、インテリアやプロダクトのデザインを包含する広がりの中で近世近代ヨーロッパにおける建築とインテリアをとらえられた。北欧近代建築史については、フランスやイタリアといった中心に偏っていた近世近代ヨーロッパの建築史に周縁たる北欧諸国の重要な建築・インテリア群の諸展開を統合することが可能になった点も成果として挙げることができる。
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