研究課題/領域番号 |
15K06488
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中田 伸生 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (50380580)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2015年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
|
キーワード | 構造材料 / 組織連結性 / パーコレーション / マルテンサイト変態 / 鉄鋼材料 |
研究成果の概要 |
複相鋼の力学特性を支配するメゾスケールな基本因子を明らかにすることを目的に,軟質+硬質オーステナイト複合組織を有するFe-Ni合金を用いて,その0.2%耐力に及ぼす硬質オーステナイト分率の影響を調査した.0.2%耐力は硬質オーステナイト分率の増加に従って連続的に上昇したが,その増加挙動はある分率を境に非線形的なものであった.この非線形的な強度の増加挙動は,硬質オーステナイトのパーコレーション挙動と一致した.これらの結果から,個々の硬質オーステナイト粒がしっかりと連結し,複合組織の母相となることで,塑性ひずみが軟質,硬質オーステナイトともに均一に分散し,顕著な強化をもたらすことが明らかとなった.
|