研究課題/領域番号 |
15K06507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
横山 賢一 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (80308262)
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研究分担者 |
酒井 潤一 早稲田大学, 理工学術院, 名誉教授 (90329095)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 腐食防食 / 水素脆性 / 老朽化 / 破壊 / 生体材料 |
研究成果の概要 |
本研究では、ステンレス鋼やニッケル-チタン超弾性合金などの実用化されている高耐食性合金の腐食に伴う水素吸収が引き起こす特異な脆化及び腐食挙動について、材料試験、昇温放出水素分析、電気化学的試験などから調べ、いくつかの重要な知見を見出し、その機構について検討した。特に、合金中の水素がマルテンサイト変態と動的相互作用することにより、脆化が顕著に促進され、腐食挙動に影響を及ぼす場合があることは、研究例の多い高強度鋼のそれらと大きく異なるため注目すべき成果である。本研究で得られた知見は、高耐食性合金の安全性・信頼性のさらなる向上のための寿命評価法や開発の新たな指針となることが期待される。
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