研究課題
基盤研究(C)
石灰石CaOを用いて溶鉄中の不純物であるリンを除去するプロセスにおいて、固体CaOの有効利用とスラグ発生量の低減を目標とし、CaO濃度が低い低塩基度スラグの熱力学的性質を明らかにした。脱リン能を維持しながらどこまで低塩基度化できるかを検討するため、スラグの低塩基度域における相平衡関係とP2O5活量・FeO活量の測定、固体CaOの有効利用に向けた最適な脱リン反応パスの検討、について実験をおこなった。活量値から溶鉄中の平衡リン濃度を算出し、低塩基度スラグでもP2O5を取り込む固溶体が存在すれば充分な脱リン能を有することを示した。また状態図上の液相線に沿ったスラグの脱リン能について検討した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
ISIJ International
巻: 57 号: 10 ページ: 1718-1724
10.2355/isijinternational.ISIJINT-2017-082
130006171597
巻: 57 号: 10 ページ: 1725-1732
10.2355/isijinternational.ISIJINT-2017-188
130006171616
http://www.lupin.mtl.kyoto-u.ac.jp/index.html