研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、有機性再生可能資源で最も重要な木質バイオマス中で、未だ高付加価値化が確立していないリグニン成分を化成品に変換する反応系を開発することである。グアイアコールおよびクレゾールをリグニン分解物のモデル化合物とし、各種触媒変換法を開発した。メトキシ基の除去にRu+塩基触媒系、グアイアコールの水素化物を酸化分解しアジピン酸を得るバナジウム触媒系、同水素化物を脱水素しつつメトキシ基を除去するPt触媒系、クレゾールのメチル基側鎖を酸化するPt-Pd触媒系を見いだした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 3件)
ChemCatChem
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