研究課題/領域番号 |
15K06589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物機能・バイオプロセス
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
山崎 智彦 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 機能性材料研究拠点, 主幹研究員 (50419264)
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研究分担者 |
吉川 千晶 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 主任研究員 (10447930)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ヘモゾイン / トール様受容体 / アジュバント / ヘミン / イソプロピルアクリルアミド / インターフェロン / インターロイキン / 末梢血単核球細胞 / アジュバンド / インフラマソーム / インターフェロンγ / 免疫活性化 / トール様受容体9 / 相互作用 / 末梢血単核細胞 |
研究成果の概要 |
マラリア原虫が合成するヘム結晶であるヘモゾインは自然免疫受容体であるトール様受容体9を介して免疫を活性化させる。我々はヘモゾインのヘム繰り返し構造に着目し、新規hヘム含有免疫活性化剤を開発した。ヘミンとN-イソプロピルアクリルアミドをラジカル重合させることにより得られた水溶性ヘミン含有共重合体は免疫細胞で構成されるヒト末梢血単核細胞からインターフェロンγとインターロイキン6の産生を誘導した。またマウスを用いた実験では抗原に対するIgEをほとんど誘導せず、IgG2産出のみを増強した。このことから、アジュバントの候補分子としてワクチン開発への応用が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ヘモゾインのヘム繰り返し構造に着目し、新規ヘム含有免疫活性化剤を開発した。開発した分子は抗体産出を誘導する水溶性分子であることから、ワクチン添加剤としての扱いが容易である。核酸をベースとした既存アジュバントと比較して安定性が高く、また粒子をベースとした既存アジュバンドと比較して炎症の誘発が低いことから、安全かつ効果の高いアジュバンド分子であり、今後ワクチンへの応用が期待される。
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