研究課題
基盤研究(C)
造船では、溶接継手を構造接着継手で置き換えることにより、CFRPから構成される補強部材の適用による強度改善などの利点がある。しかしながら、現行の溶接部材と同等の寸法精度管理が許容される数ミリの隙間への充填可能性が要求され、このような極厚接着層厚における長期信頼性に対する知見の欠如が実用化の妨げとなっている。本研究では、造船での設計接着強度に関する劣化推定曲線を用いた評価のため、高温高湿劣化促進試験、吸水後乾燥回復試験、Xe暴露耐候性試験、塩水噴霧試験を行った。その結果、ばらつき係数0.4以上、強度保持率0.5以上とする設計強度は妥当であることが明らかとなった。
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