研究課題
基盤研究(C)
匂いの情報処理を行う嗅球の介在ニューロンは、生涯に渡り新生するというユニークな特徴を持つ。本研究は、嗅球介在ニューロンの役割に着目して研究を行った。膜タンパク質5T4は、嗅球介在ニューロンの一部のサブタイプ(5T4+顆粒細胞)で特異的に発現する。5T4欠損マウスでは、5T4+顆粒細胞の樹状突起の枝分かれが減少する。興味深いことに、5T4欠損マウスでは、弱い匂いの感知や、匂いを識別する能力が低下していることが分かった。本研究により、嗅球介在ニューロンのサブタイプの1つである5T4+顆粒細胞が、匂いの情報処理に必須の役割を果たすことが明らかとなった。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 1件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 4件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 6件) 備考 (3件)
Bio-Protocol
巻: 7 号: 5
10.21769/bioprotoc.2154
巻: 7 号: 5 ページ: 8210-8227
10.21769/bioprotoc.2153
The Journal of Neuroscience
巻: 36 号: 31 ページ: 8210-8227
10.1523/jneurosci.2783-15.2016
Frontiers in Neuroscience
巻: 9 ページ: 514-514
10.3389/fnins.2015.00514
http://www.naramed-u.ac.jp/~amrc-lab1/
http://www.naramed-u.ac.jp/~amrc-lab1/tsuboi%20Lab3.html