研究課題
基盤研究(C)
ヒトは年を取ると記憶力が減退する(加齢性記憶障害)。我々はショウジョウバエを用いて、長期記憶の加齢性記憶障害の原因解明を試みた。先ず、通常の長期記憶の形成には、学習後の蛋白合成を伴って短期記憶が長期記憶に転換される期間中に、ドーパミン性ニューロンの活性が低下することが必要なことを見出した。更に、ドーパミン性ニューロンの活性阻害による長期記憶の増強は、若いハエに比べ老化したハエにおいて著しいことを明らかにした。また、ドーパミン性ニューロンの内、長期記憶の加齢性記憶障害に関わるサブクラスを同定し、このニューロン活性が加齢によって増進することを示す予備的実験結果を得た。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 4件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)
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