研究課題
基盤研究(C)
脳神経系では多くの遺伝子がRNA修飾(スプライシング)による制御を受けており、その破綻は発生異常や神経疾患の発症要因となりうるがその分子基盤は不明である。本課題ではRNA分解に関わるUPF1遺伝子の欠損マウスを用いた解析を行い、UPF1が神経幹細胞の維持や正常な神経分化に必要不可欠である事を示した。更にUPF1のリン酸化制御を担うPI3K-AKTシグナルが脳機能と密接に関わることから本シグナルに異常を来す糖尿病モデル、アルツハイマー病モデルでの解析を行った結果、脳機能障害の進行に伴ってPI3K-AKTシグナルのリン酸化に変容が生じることを明らかとなり、その発症機序に関与することが示唆された。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 謝辞記載あり 1件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件) 備考 (1件)
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