研究課題
基盤研究(C)
腫瘍内不均質性のダイナミクスを解明すべく、大腸がんマウスモデル再構成系において、腫瘍培養細胞の皮下導入直前、導入1ヶ月後、3ヶ月後で細胞を採取し、C1 を用いて一細胞エキソームとトランスクリプトームをシークエンスした。結果、皮下導入前後でDNA の多様性は減少する一方、RNA の多様性は増大していた。さらに、RNA での多様性の増加は、新しいがん細胞分集団の発生と対応していた。その分集団には、細胞増殖や上皮-間葉転換、さらに幹細胞に関する遺伝子発現が異なるという特徴があり、そのダイナミクスが解明できた。しかもこれらの結果が、転移定着や他の臨床項目と関連していることも示唆された。
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すべて 雑誌論文 (13件) (うち国際共著 1件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)
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