研究課題/領域番号 |
15K06940
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物資源保全学
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研究機関 | 千葉県立中央博物館 |
研究代表者 |
倉西 良一 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (10250143)
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研究分担者 |
栗田 隆気 千葉県立中央博物館, その他部局等, 研究員(移行) (00738841)
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連携研究者 |
西原 昇吾 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任研究員 (90569625)
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研究協力者 |
新里 尚也 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 准教授
堀口 智博 千葉大学, 園芸学部, 大学院生
小野 知樹 千葉県環境生活部自然保護課生物多様性センター, 主幹
佐土 哲也 千葉県立中央博物館, 共同研究員
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 絶滅危惧種 / 保全生物学 / マイクロサテライト / 遺伝的多様性 / 再導入 / 系統保存 / マイクロサテライトマーカー / 保全遺伝学 / 核DNA |
研究成果の概要 |
絶滅危惧種昆虫の保全の目的として、遺伝子情報をもとにして系統保存、再導入の方法を検討する研究を行った。遺伝子情報は、ギガシークエンサーを使用しマイクロサテライトマーカーを開発した。このマイクロサテライトマーカーを用いて地域個体群の遺伝的多様性・連続性・独自性の検討を行った。これらの結果をふまえ、系統保存個体群を野外に再導入する計画が立てられ、実施された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の水生生物は生息環境の悪化や消失によって急速に集団サイズを減少させつつある。遺伝的多様性情報の欠落、集団遺伝学的データの活用法が確立されていないことが保全実務への大きな障壁となっていた。 本研究では絶滅危惧水生昆虫について、遺伝的多様性の維持を柱の一つに組み込んだ保全策を検討し、保全方法論の標準化を試みることを目的とした。特に絶滅危惧種シャープゲンゴロウモドキを対象に核DNAの遺伝的多様性に基づく地域個体群の健全性の評価、地域個体群間の遺伝的接続性と保全単位の解明を行った。これらの結果を統合し、地域個体群としての遺伝的独自性が失われない系統保存計画、飼育系統の野外への再導入計画を策定した。
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