研究課題
基盤研究(C)
piRNAは、PIWIタンパク質と相互作用することでトランスポゾンを抑制する。カイコpiRNAの生成にミトコンドリア因子Papiが関与することが示唆された。しかし、piRNA生成で中核因子のエンドヌクレアーゼZucがカイコのpiRNA生成で重要であるかは不明であった。Zucの欠失によりPapi複合体にpiRNA中間体が蓄積すること、PapiはPIWIとの相互作用と自身のリン酸化によりpiRNA中間体と結合することを見出した。これは、階層的に複合体形成が行われてpiRNAが生成されることを示唆する。また、piRNAの5’末端はPIWIにより、3’末端はZucにより形成されることを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)
Nature
巻: 555 号: 7695 ページ: 260-264
10.1038/nature25788
Cell
巻: 167 号: 2 ページ: 484-497
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https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/2018/5783/