研究課題/領域番号 |
15K06965
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
長谷川 一浩 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (60324159)
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研究分担者 |
内木 宏延 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (10227704)
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研究協力者 |
遠藤 芳徳
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 蛋白質 / 変性とフォールディング / 病理学 / アミロイド / アルツハイマー病 |
研究成果の概要 |
難治性疾患であるアミロイド症を引きおこす各種アミロイド線維、特にアルツハイマー病βアミロイド(Aβ)およびβ2-ミクログロブリン(β2-m)アミロイド(透析アミロイド)に焦点を当て、生体内環境を忠実に模倣した試験管内アミロイド線維形成反応系を構築する。βアミロイドでは、脳アミロイド血管症の沈着局所に共沈している蛋白質群の作用機序を、生理的条件に近づけた試験管内重合反応系を用いて解析した。また、脳中の生理濃度(nM)に近いAβ蛋白質モノマー濃度で重合反応を行う高感度型反応系の構築を検討した。β2-mアミロイドでは、重合核形成因子の解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルツハイマー病(AD)患者が急増しており、根本的な予防法・治療法の開発が急務である。Aβ蛋白質(Aβ)は、ADの病態の最上流部にあるとされている。アミロイド線維形成など、Aβの脳内での挙動を解明する為に、試験管内で正確に再現することが必要。現状では、脳内の生理濃度(nM)よりかなり高濃度のAβを用いて解析しており、反応機構の再現が不完全な可能性がある。より低濃度で反応する試験管内反応系を構築し、重合、オリゴマー形成、共存蛋白質群との相互作用などを正確に再現し、予防・治療法の開発に役立てる。β2-mアミロイドでも生体における重合機序が完全には解明されておらず、試験管内重合反応系の構築が必要。
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