研究課題/領域番号 |
15K06998
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村井 稔幸 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20311756)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 細胞・組織 / シグナル伝達 / 分子認識 |
研究成果の概要 |
がん細胞は、腫瘍組織に形成される細胞外マトリックスとの相互作用を通して浸潤能を獲得し、転移する。本研究では、ヒアルロン酸とそのレセプターであるCD44との相互作用が、細胞膜における脂質ラフトにより調節される機構の詳細を明らかにした。本研究成果は、脂質ラフトの役割に焦点を当てたがん浸潤・転移の分子機構の解明を通じて、その予防・治療法の開発に貢献できる。また、炎症性疾患の予防・治療法の開発にも寄与できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞外マトリックスリモデリングは組織構築・破壊に必須の現象であり、国内外において活発に研究されている。しかし、細胞外マトリックスリモデリングにおける脂質ラフトの役割はほとんど知られていなかった。この点について、本研究を通して世界に先駆けて成果を得た。本研究により、癌浸潤を阻止する新規な手法の開発に向けた基礎的データを提供できる。神経変性疾患や感染症など、脂質ラフトが関与する疾患の病態解明や治療法の開発への波及効果は計り知れない。
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