研究課題
基盤研究(C)
有袋類は有胎盤類に比べて未熟な状態で生まれるが、母乳を飲むために顎が早く発生する。本研究の研究代表者は、顎原基形成に関わるSox9遺伝子が神経堤において早期に発現を始めることや、Sox9の神経堤エンハンサーに有袋類特異的な変異があることを示している。このエンハンサーの活性制御についてウズラ胚を用いて解析した結果、神経堤発生に重要なWntシグナルはエンハンサー活性に影響を及ぼさず、神経境界形成に働くMyb遺伝子が重要であることがわかった。一方、同様の解析をオポッサム胚/由来細胞でおこなうことを計画したが、全胚培養法の開発、iPS細胞や神経堤細胞を誘導する実験が不調に終わり、課題として残った。
すべて 2017 2016 2015
すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Biochemical and Biophysical Research Communications
巻: 477 号: 4 ページ: 807-813
10.1016/j.bbrc.2016.06.139
Development
巻: 143 号: 1 ページ: 66-74
10.1242/dev.127100
Developmental Dynamics
巻: 244 号: 7 ページ: 839-851
10.1002/dvdy.24291
巻: 467 号: 4 ページ: 1103-1109
10.1016/j.bbrc.2015.10.074