研究課題
基盤研究(C)
本研究では、脊椎動物の祖先種がゲノム重複によって新たに獲得したヒストン脱メチル化因子Jmjd3に注目して、神経堤や感覚器プラコードの進化機構の解明を試みた。Jmjd3が活性化する下流遺伝子を探索したところ、感覚器プラコードの誘導に関与するnoggin遺伝子や神経堤形成に必要なphox2遺伝子等に加えて、ヒストンアセチル化因子kat5等のクロマチン制御因子群が同定された。また、ナメクジウオHedgehog(Hh)遺伝子のエンハンサー解析から、脊椎動物のIhh遺伝子は、進化の過程で咽頭内胚葉エンハンサーを神経堤・鰓弓エンハンサーに変化させた可能性が示唆された。
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すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 5件、 招待講演 6件) 備考 (2件)
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