研究課題
基盤研究(C)
本研究の遂行により、(1)青色光受容に働く特異的細胞は、IAA合成細胞と同じ幼葉鞘先端の表皮細胞であること、(2)根の光依存重力屈性には根冠のスタトリスの細胞内にあるデンプン粒の重力による細胞内移動が根の屈性に必須であり、この移動に光の照射が必要であること(3)Zmphot1の弱青色光によるSer291およびSer376のリン酸化がMS解析によって明らかになり一次正光屈性へのこれらのリン酸化が必須であること、(4)JA誘導性のイネの根のJA誘導性RSOsPR10遺伝子の発現誘導への複数の植物ホルモンによる制御機構について新たな知見が得られた。以上の結果の大部分は国際的な論文に発表した。
植物の光屈性の分子レベルの機構に関して新たな知見を得ることができた。一部は、まだ論文投稿中の内容があるが、当初の目標を十分に達成した。今後の世界的な研究の進展に大きく貢献するものである。
すべて 2018 2017 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 5件、 招待講演 2件)
Plant Direct
巻: 3 号: 3 ページ: 1-17
10.1002/pld3.49
Nature Commun.
巻: 7 号: 1 ページ: 1-11
10.1038/ncomms13245
Plant Cell Tissue Organ Cult.
巻: 127 号: 1 ページ: 35-46
10.1007/s11240-016-1027-0
Journal of Experimental Botany
巻: 67 号: 15 ページ: 4581-4591
10.1093/jxb/erw232
Plant Production Science
巻: 19 号: 1 ページ: 154-160
10.1080/1343943x.2015.1128101
Plant Cell Physiol.
巻: 56 号: 7 ページ: 1-6
10.1093/pcp/pcv042
J Plant Res
巻: 128 号: 4 ページ: 679-686
10.1007/s10265-015-0710-2