光化学系２複合体の構築過程の解明

• 研究課題/領域番号: 15K07112
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物分子・生理科学
• 研究機関: 兵庫県立大学
• 研究代表者: 菓子野 康浩 兵庫県立大学, 生命理学研究科, 准教授 (20221872)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2017年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 光化学系II / タンパク質複合体の構築 / クロロフィル合成 / シアノバクテリア / 熱安定性 / 光化学系II複合体 / 膜タンパク質複合体

研究成果の概要

光の力を使って水を分解して酸素を発生する光化学系IIの構築過程の解明に取り組んだ。光照射によって光化学系IIの構築が開始されるモヤシのような独自のシアノバクテリアを用い、構築の過程のみに関与することが見出された複数のタンパク質の中でもとくに３種類が安定的な系IIの構築にとくに重要であることが判明した。また、そのような構築の過程のみに関与するタンパク質が欠失しても機能が代替され、構築の仕組みが極めて柔軟であることも明らかとなった。

研究成果

• [雑誌論文] Stereochemical assignment of a unique electron acceptor, polar analogue of vitamin K1 (5´-hydroxyphylloquinone), in Photosystem I (2017)
  • 著者名/発表者名: Makiko Kosugi, Changwoo Lee, Tomonori Misaki, Morifumi Fujita, Yasuhiro Kashino, and Takashi Sugimura
  • 雑誌名: Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 巻: 72 ページ: 3180-3188
  • 査読あり
• [学会発表] 光化学系IIの構築過程および関与因子 (2017)
  • 著者名/発表者名: 菓子野康浩、磯部明日香、冨家佑妃、井上・菓子野名津子
  • 学会等名: 近畿植物学会