研究課題/領域番号 |
15K07128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態・構造
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
飯田 弘 九州大学, 農学研究院, 教授 (70150399)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2015年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 精子形成 / 発生・分化、 / 細胞組織、 / 生体分子 / 微小管 / マンチェッタ / 発生・分化 / 細胞組織 / 細胞・組織 |
研究成果の概要 |
我々はPCR-サブトラクション法を用いて、Tmco5A遺伝子をクローニングした。COS7細胞に発現させると、Tmco5Aは核膜と小胞体に局在し、膜貫通領域が欠損するTMCO5A△Cはmislocalizedして細胞質に拡散した。βチューブリン抗体を用いた免疫染色によって、TMCO5Aは発育過程のmanchette微小管と常に緊密な関係にあることが判明したが、manchette微小管とは完全に共存しない。一方で、ほとんどのTMCO5AがSUN4(LINCタンパク質の一つ)と共存することが分かった。これらは、TMCO5Aがmanchette微小管を必要とされる精子変態過程に関与することを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果に記載したTMCO5Aは、我々の研究室において発見された新規の尾鞘構成分子である。尾鞘の生理的機能や形成・分解メカニズムはいまだ不明の点が多く、TMCO5A分子の局在、動態、機能解析によって、精子形成における尾鞘の機能の一端が明らかにされ、精子形成機構の研究に新たな展開をもたらすことが期待できる。
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