研究課題/領域番号 |
15K07152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
宇田 幸司 高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 講師 (10448392)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | D-アミノ酸 / アミノ酸ラセマーゼ / アミノ酸 |
研究成果の概要 |
近年,多くの動物にD-アミノ酸が存在し,様々な生理機能を持つことが明らかとなってきた。また,生体内のD-アミノ酸はアミノ酸ラセマーゼという酵素によって合成されると考えられている。本研究では,アミノ酸要求性大腸菌を用いた新規アミノ酸ラセマーゼ遺伝子のスクリーニングと,各種塩基配列データベースからのアミノ酸ラセマーゼ相同遺伝子の探索を行った。次いで,発見されたアミノ酸ラセマーゼ遺伝子について,リコンビナント酵素を用いた酵素活性の確認を行った。これらの研究により,動物界において,セリンラセマーゼ及びアスパラギン酸ラセマーゼが広範囲に分布することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,哺乳類において,D-アミノ酸が様々な生理機能をもつことが明らかとなってきたが,それ以外の動物における生理機能は殆ど明らかになっていない。本研究では,動物界の主要な動物門全てにおいて,セリンラセマーゼ及びアスパラギン酸ラセマーゼが存在することを示した。このことは,動物界においてD-セリンやD-アスパラギン酸が広く合成され,動物において重要かつ普遍的な生理機能を持つことを示唆した。今後はD-アミノ酸の普遍的な生理機能に関する研究が進むことが期待される。
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