研究課題/領域番号 |
15K07155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
深掘 良二 福島県立医科大学, 医学部, 助教 (40457784)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2015年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 線条体 / 行動選択 / 弁別学習 / オペラント条件付け / 背外側線条体 / 刺激の弁別 / 手続き学習 |
研究成果の概要 |
これまでの研究で刺激に合わせて行動を選択する神経回路基盤を明らかにしてきた。背側線条体には視床Pf核、CL核より入力を受ける。視床線条体路が担う機能を明らかにするために、逆行輸送ベクターとイムノトキシン細胞標的法を利用して背側線条体に投射する視床CL核からの経路を特異的に破壊した。これらの動物では行動選択は正常に獲得できたが、獲得後に経路を破壊した動物では反応速度の遅延が引き起こされ、選択行動の柔軟性も失われた。このことから、視床線条体路は選択行動の獲得には影響を与えないが、成立した選択行動の実行速度や環境の変化への対応に重要な役割を示していることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
行動選択は幅広い種で観察される重要な行動様式である。応募者らは刺激に合わせて行動を選択する仕組みに関して研究を行ってきた。この行動選択の仕組みには線条体が重要な働きをしている。本研究では視床から線条体に入力される情報に焦点を当てて研究を進めた。視床は感覚情報や運動情報が集約される重要な脳部位であるが、大脳基底核回路の入力核である線条体に送っている情報には不明な点が多い。本研究では視床からの入力が行動選択時の注意に関連することが明らかとなった。また視床や線条体は脳内出血時に損傷を受けやすい部位でもあり、将来、脳内出血後の様々な機能障害の改善の礎となるだろう。
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