研究課題
基盤研究(C)
アオキ属の分類の再検討、系統進化・適応進化の理解を目指し、分類学的・地理的に属を網羅したサンプリングを踏まえて、葉緑体DNA(複数の遺伝子領域と非遺伝子領域)と核DNA(ITS領域、gapC遺伝子、rpb2遺伝子)による系統解析を実施した。その結果、新亜属を認識すべきであることが強く示された。またアオキは殆どの葉緑体DNAと核DNAのITSでは単系統だが、rbcL、gapC、rpb2では多系統群で、大陸産種との交雑で異質4倍体系統が生じ、同質4倍体系統との二次的交雑を経験したことが示唆された。さらに前者は大陸産種と同一のrbcL配列をもち、その要因について葉緑体DNA完全長解析を進めている。
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