研究課題/領域番号 |
15K07184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岸田 拓士 京都大学, 野生動物研究センター, 特定助教 (40527892)
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連携研究者 |
戸田 守 琉球大学, 熱帯生物圏研究センター, 准教授 (40378534)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | デノボアセンブル / 感覚受容体遺伝子 / 嗅覚 / AQP2 / ウミヘビ / ゲノムアセンブル / クロガシラウミヘビ / ヒロオウミヘビ / RNA-seq / 海洋環境適応進化 / ショットガンシークエンス |
研究成果の概要 |
本研究では、両棲および海棲のウミヘビ類のゲノム解読や行動観察を行った。ウミヘビ類は、陸産のヘビ類と比べて化学感覚に関与する受容体遺伝子を多く失っていることが解明された。だが、残された受容体遺伝子に関して、両棲種ではまだ各嗅覚器官において発現している一方で、陸地を必要としない海棲種では、嗅上皮における発現が確認されなかった。こうした化学感覚受容体遺伝子の機能喪失は鯨類の進化でも確認されており、羊膜類の海洋環境への適応進化に伴う普遍的な現象であることが示唆された。しかしその一方で、海棲ウミヘビ類は、嗅覚のみで魚種を判別できることも示された。これは、羊膜類が水中で機能する嗅覚を持つ、初の報告である。
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