研究課題
基盤研究(C)
本研究では、「簡便で汎用性のある半数体作出法の確立」を目的とする。「半数体作出とその倍加」による「半数体育種法」は、純系を得る為の時間を大幅に短縮することができる。しかし、これまで半数体は花粉培養や異種交配により作出され、これらの方法を利用できる種はごく僅かであった。本研究では、イネ、シロイヌナズナ、トマト、ミヤコグサにおいて、動原体タンパク質やDNA配列をゲノム編集により改変して、その機能を低下させ、この機能低下した動原体をもつ配偶子と正常な動原体をもつ配偶子を交配することにより、受精胚中で選択的に片親由来の染色体セットを脱落させ、半数体を効率的に作出することを目指した。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)
Scientific Reports
巻: 7 号: 1
10.1038/srep42203