研究課題/領域番号 |
15K07260
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
赤木 宏守 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授 (50315587)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2015年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | イネ / 野生種 / カドミウム / イネ野生種 / カドミウム耐性 |
研究成果の概要 |
イネ属植物はカドミウム(Cd)耐性において多様性を示すことを明らかにし、野生種のO. barthiiとO. latifoliaで高いCd耐性を示す系統を見出した。これら系統の網羅的な発現解析から、O. barthiiではCdやCdを介して発生する有害物質の解毒によってCd存在下でも生長できる可能性が、また、O. latifoliaでは細胞壁がCd耐性に寄与している可能性が示唆された。今後、形質転換植物による解析によりイネのCd耐性機構の解明が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有害重金属であるカドミウム(Cd)が土壌に蓄積しており、その対策としてCdを除去する植物の育成が求められている。本研究は、イネの野生種においてCd耐性に特徴ある複数の系統を見出した点、また、それらのCd耐性の仕組みを解明する足掛かりを得た点で学術的に意義がある。さらに、本研究で見出したCd耐性の野生種、そのCd耐性に関わる遺伝子は、Cd耐性の植物の開発につながり、Cd汚染土壌の浄化への貢献が期待される。
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