研究課題/領域番号 |
15K07261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
川浦 香奈子 横浜市立大学, 木原生物学研究所, 准教授 (60381935)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2015年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | パンコムギ / 種子貯蔵タンパク質 / 小麦アレルギー / グリアジン / ゲノム / コムギ / アレルギー / 遺伝子発現制御 |
研究成果の概要 |
コムギにおいて、多重遺伝子にコードされるグリアジン分子種の特徴づけを目的とした。コムギの種子貯蔵タンパク質の中で、グリアジンは特にコードする遺伝子のコピー数が多く、一部がヒトのアレルギーやセリアック病の原因となる。パンコムギの染色体異数体系統の種子からグリアジンを抽出し、二次元電気泳動により比較した。グリアジンは70個に分離でき、それぞれをコードする遺伝子座を同定した。その中で、セリアック病の原因となるグリアジンの遺伝子座が欠失している系統を見出した。また、このグリアジンに特異的な抗体を作製した。これらの系統や抗体を用いることで、低アレルゲン小麦作出へ応用できると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多重遺伝子にコードされるためコピー数が非常に多く、小麦アレルギーの原因ともなるコムギ種子貯蔵タンパク質の特徴づけを行った。その中で、アレルギーの原因となる特定の種子貯蔵タンパク質が欠失しているコムギ系統を見出した。これらから、低アレルゲン小麦作出に向けた基盤となる情報を示した。
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