• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ナシ果肉障害『みつ症』“激発系統”に特徴的な遺伝子群の検索とDNAマーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K07302
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 園芸科学
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

西谷 千佳子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 上級研究員 (10370553)

研究分担者 井上 栄一  茨城大学, 農学部, 教授 (90292482)
研究協力者 尾形 夏海  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2015年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード二ホンナシ / マイクロアレイ / 生理障害 / みつ症 / ニホンナシ
研究成果の概要

ニホンナシの「みつ症」は、果実成熟の進行に伴い、果肉の褐変などが見られる生理障害で、関連遺伝子群の実態は不明である。また、年次によって発症の程度が異なる再現性の低さから、解析が困難である。そこで、申請者らが作出した「みつ症」感受性系統、非感受性系統の兄弟系統を2組用いることとした。これらの系統では、感受性の系統は毎年全ての果実に「みつ症」を発症する一方で、非感受性系統ではたとえ過熟となっても「みつ症」を発症しない。本研究では、それぞれの兄弟間での遺伝子発現を「みつ症」発症前の未成熟な果実からマイクロアレイで比較し、感受性系統に特徴的な遺伝子としてホルモン関連遺伝子群などを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ニホンナシ、リンゴなどのバラ科果樹の果肉は、しばしば『みつ症』と呼ばれる生理障害を発症する。これらは同じ『みつ症』という名称であるが、症状は異なる。リンゴでは果肉が綺麗に透明化して食味良好であるため、生理障害であるにも拘わらず“みつりんご”などと称され、市場価値は高い。一方、ナシでは果肉が水浸状になり褐変化して食味が悪化し出荷不能となるため、一般市民が目にすることはまれである。本研究で見い出した遺伝子群は、ナシでは『みつ症』発症の予測方法の開発や、『みつ症』を発症しない品種の育成に有用と考えられる。

報告書

(5件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 2015 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ニホンナシの果肉障害「みつ症」感受性系統に特徴的な遺伝子の網羅的解析2016

    • 著者名/発表者名
      西谷千佳子・井上栄一・尾形夏海
    • 学会等名
      園芸学会平成28年度秋季大会小集会
    • 発表場所
      名城大学(愛知県名古屋市)
    • 年月日
      2016-09-10
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2015-04-16   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi