研究課題
基盤研究(C)
ハダニ類、アザミウマ類などの土着天敵として期待されているカブリダニ類の保護利用を有効に行うために、マイクロサテライトマーカーを用いた個体群構造解析によって、圃場内における動態を詳細に解明した。無農薬チャ園、モモ園では明確な個体群構造が見られ移動分散範囲が限定されている一方で、露地小ギク圃場では均一であった。このことから、永年作物圃場では定住性が高い一方、草本性作物圃場では頻繁な移動分散が起こっていると考えられた。収穫・伐採・除草・薬剤散布などの撹乱要因があると移動分散が促進されることが示唆されたことから、人為的な撹乱を組み合わせることで、効率的な防除体系を構築できると考えられた。
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