研究課題/領域番号 |
15K07367
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
小倉 光雄 東海大学, 海洋研究所, 教授 (80204163)
|
研究分担者 |
古園 さおり 東京大学, 生物生産工学研究センター, 特任准教授 (90321760)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2015年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | RNA ポリメラーゼ / シグマ因子 / グルコース効果 / 枯草菌 / 遺伝子転写 / タンパク質アセチル化 / tRNA修飾 / RNAポリメラーゼ / グルコース誘導 / トランスポゾン変異株 / タンパク質リジンアセチル化 / 翻訳後修飾 |
研究成果の概要 |
枯草菌の細胞表層機能を制御するシグマ因子SigX(遺伝子転写を行なうRNAポリメラーゼ[RNAP]の構成因子の一つ)の遺伝子転写が、培地へのグルコース添加で数倍増加するという現象のメカニズム解明を目指した。種々の証拠から、RNAPのリジン残基がアセチル化され、RNAPとSigXの親和性が強化されるとの仮説を立てたが、これは実証できなかった。そこで、SigXのグルコース誘導に関わる遺伝子を網羅的に探す実験で、CshAというタンパク質とそのアセチル化がこの現象に重要だとわかった。CshAはRNAPに弱く結合しているので、そのアセチル化がRNAPとSigXの親和性を変化させると考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物は多様な機能を持ち、自然界での生態系や人体の健康にも密接な関わりがあるので、その生命活動を詳細に理解することは、微生物機能の人間生活や産業への応用を考える上で大切である。本研究では、枯草菌という昔からよく研究されてきた細菌を用いて、グルコースという栄養分が枯草菌の生理活動にどのように影響するのかという古くて新しい疑問の一端を遺伝子とタンパク質の相互作用という観点から解明した。
|