研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ゴマ油に微量含まれる抗酸化能の極めて高いリグナンである,セサミノールの効率的な生産を目指し,ゴマ種子に難分解性の配糖体として蓄積するセサミノール配糖体を分解可能な新規酵素の分子解析と応用を試みたものである。その成果として,現在のところ有効利用されていないゴマ搾り粕を出発原料とし,目的物質のセサミノールを生産する過程を試験管内で実現した。また,現在未知の同酵素の反応機構についての知見を得ると共に,原子分解能の構造情報に必須な結晶も取得した。さらに,同酵素の高活性化を行うことに成功し,その過程における遺伝子解析により,セサミノール配糖体の難分解性結合に特異性の高い新規な酵素も発見した。
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Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry
巻: 00 号: 9 ページ: 00-00
10.1080/09168451.2018.1476123