研究課題
基盤研究(C)
我々は、伊豆温泉で発見された好熱菌Thermus thermophilusのグルタミン酸脱水素酵素GDHがアデニンホスホリボシルトランスフェラーゼのホモログAPRThとヘテロ複合体を形成していることを発見し、さらにこの複合体がロイシンやアデノシン一リン酸AMPによる活性化を受けることを明らかにした。これまで哺乳類以外の生物由来のGDHにアロステリック調節は存在しないと考えられてきたが、本研究は哺乳類以外の生物由来のGDHにも類似した活性調節が存在することを初めて示した。今後多くの生物におけるGDH調節の研究が行われ、それらが複雑なヒトGDHの調節機構の解明に貢献することが期待される。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
Extremophiles
巻: 1 号: 1 ページ: 73-83
10.1042/bcj20160699